太い径のインプラントで、薄い骨でも骨造成なしで

患者様は名古屋在住の40代男性。
右上顎の第二大臼歯が抜けて、数年放置されていたのですが、右下顎の第一大臼歯の治療を機に、インプラント治療をと考え、インプラント治療を希望されたのですが、骨がないので、無理と言われたそうです。
そこで、何とかならないかと、お知り合いの方に当院を紹介されて来院されました。
レントゲン写真、CTを撮影してみると、骨は3mmほどしかありませんでした。
通常なら、サイナスリフトという骨造成術の適応だと考えますが、サイナスリフトはやはり大規模な骨造成術となります。
以前にもご紹介しましたが、直径の大きなサイズのインプラント、エクストラワイドインプラントを使うことによって、大規模な骨造成を回避できるようになってきましたので、今回も、これを使用することでご了承いただけました。
本日、同部に直径6mm、長さ7mmのエクストラワイドインプラントの埋入を行いました。
人工骨は使用せず、患者様ご自身の骨をインプラント周囲に取り込んで、インプラントを固定しています。
下の写真、下段右の写真が、手術後のCTです。

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