ワイドインプラントで、より低侵襲な骨造成を

患者様は名古屋在住の30代男性。
右上顎の第一大臼歯を抜歯して数か月が経過し、インプラント治療を希望されて、かかりつけ歯科医に相談したところ、骨が薄くて困難と言われたそうです。
ブリッジにするために歯を削りたくないとのことで、インターネットで検索されて、当院を受診されました。
レントゲン写真だけ見ると、まずまずの骨量に見えましたが、CTを撮影してみると、4~5mmほどの高さしかありませんでした。
簡単な骨造成を行えば、インプラント埋入は可能でした。
従来の人工骨を填入する方法でも、もちろん良かったのですが、骨幅は十分でしたので、直径の大きなインプラントを用いて、患者様ご自身の骨のみを利用して骨量を増大するという、よりシンプルな手術方法を提案させていただきました。
それで了承していただけましたので、本日、直径6mm、長さ7mmのインプラント体の埋入術を行いました。
下の写真、中段が手術前のCT、下段が手術後のCTです。

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