ワイド、ショートサイズのインプラントで骨造成術を回避

患者様は名古屋在住の50代女性。
右下顎大臼歯のインプラント治療を希望されて、来院されました。
レントゲン写真、CTを撮影して、骨量を確認すると、下顎骨の中を通る神経(下の写真、上段右)までの距離が、あまりないことが分かりました。
標準的な長さ、10mmぐらいのインプラントを埋入しようとすると、神経を損傷してしまいます。
こんな場合、以前なら、垂直的な骨造成を行っていたのですが、現在は、直径が太めで、短いサイズのインプラントを選択して、骨造成術を回避します。
この患者様の場合も、直径5mm、長さ7mmのインプラントを埋入して手術を終えました。
下の写真、下段が手術後のCTです。
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状況次第で、小臼歯も抜歯即時埋入

患者様は名古屋在住の40代女性。
左上顎の小臼歯の痛みを繰り返し、根管治療を何度も、長期にわたって受けていたのですが、結局痛みはとれず、歯根の破折といわれ、抜歯が必要と説明されたそうです。
同部のインプラント治療を希望されて、当院においでになったのですが、レントゲン写真、CTを撮影しても、歯根の破折ははっきりしません。
ただ、痛みが非常に強かったので、やはり抜歯した方が良いと思われるとお話ししました。
周囲の骨の状態は問題ありませんでしたので、抜歯してそのままインプラントを埋入する、抜歯即時埋入をお勧めしました。
了承されましたので、本日、抜歯即時インプラント埋入術を施行しました。
下の写真、左が手術前、右が手術後のCTです。
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今でも、必要であればサイナスリフトで骨造成

患者様は名古屋在住の50代女性。
左上顎に義歯を装着されたのですが、ずっと調子が悪くて悩まされてきたそうです。
インプラント治療を希望されたのですが、骨が少なくて無理と言われたそうで、お知り合いの紹介で当院に相談においでになりました。
レントゲン写真、CTで見ると、確かに左上顎の臼歯部は骨が非常に薄い状態でした(下の写真中段)。
最近はできるだけ大規模な骨造成は行わない方針なのですが、このぐらい薄い骨では、やはりサイナスリフトというやや大きな骨造成術が必要と判断しました。
患者様の同意を得て、本日、左側のサイナスリフトを施行しました。
下の写真、下段が手術後のCTです。
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抜歯時に人工骨を補填し、骨の再生を促進

患者様は名古屋在住の60代女性。
左上顎の第一大臼歯の冠が外れて、歯がボロボロになっており、抜歯してインプラント治療を勧められたそうです。
歯を抜く前に、インプラント治療について話を聞きたいとのことで、当院に相談においでになりました。
抜歯すると、歯の大きさの穴(抜歯窩)があき、治癒が進むにつれて、その穴が骨で埋まってくるのですが、あまり骨が再生しない場合もあります。
穴が残ってしまっていては、インプラント埋入が困難になることもあります。
骨の再生をより確実にするために、抜歯してすぐに、抜歯窩に人工骨を填入しておく、ソケットプリザーベーションという方法があります。
この患者様は、当院にて抜歯し、人工骨を填入しておきました。
6か月後、CTを撮影してみると、下の左の写真矢印部のように、人工骨が骨に置換されつつある、白く写る状態が確認されました。
骨量が確保されていると判断し、本日、この部位にインプラント埋入術を施行しました(写真右)。
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チタンフレーム入りの人工膜で、骨造成をより確実に

患者様は名古屋在住の30代男性。
数年前、前歯をぶつけて抜歯となり、両隣の歯をほとんど削らずに済むように、接着性のブリッジを装着されたそうです。
しかし、その後何回も脱離を繰り返してきたそうで、何とかしたいと相談においでになりました。
歯を大きく削りたくないので、インプラントにしたいとのことでした。
CTを撮影してみると、骨の厚みがなく、先端ではナイフのように尖った形になっていました(下の写真下段左)。
通常どおりのインプラント埋入は困難でしたので、外側に人工骨を補填する、骨造成術を併用する手術を提案させていただきました。
本日、インプラントを埋入し、人工骨を補填し、人工骨の吸収を防止するために、チタンの強化フレームが入った人工膜で覆って手術を終了しました。
下の写真下段右が手術後のCTです。
インプラントの外側に人工骨が白く写り、それを覆うように、L型のチタンフレーム入り人工膜が確認できます。
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前歯部は、可能な限り抜歯即時インプラント埋入で対応

患者様は名古屋在住の60代男性。
右上顎の前歯が以前より腫脹を繰り返しており、歯根の破折が疑われるので、抜歯してインプラントを勧められたそうです。
当院に相談においでになりましたので、CTを撮影してみると、差し歯のための金属のコアが、歯根の壁を内側に突き破って、ここが炎症の原因になっていると考えられました(下の左写真、矢印部)。
こうなるとやはり歯根の破折と同じように、保存は難しいと思いますので、抜歯が必要と説明しました。
歯の保存は諦めて、抜歯してインプラント治療を希望されましたので、本日、抜歯即時インプラント埋入を行いました。
写真右が、手術後のCTです。
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幅のない部位に、骨造成と同時にインプラント埋入

患者様は名古屋在住の50代女性。
右下顎の小臼歯を抜歯され、インプラント治療を希望されて来院されました。
CTを撮影してみると、抜歯後5か月ほど経っているのですが、抜歯窩がまだ残っており、外側の骨は欠損している状態でした。
今後時間を待っても、骨再生は期待できないと判断し、インプラント埋入と同時に、外側に骨造成を行うという計画とし、本日手術となりました。
下の写真、上段が手術前のCTで、先細りに骨幅がなくなっているのが認められます。
下段が手術後のCTです。
インプラントが埋入され、外側に人工骨が補填されています。

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症例ごとに適正な方法を考えて、今回は抜歯即時埋入

患者様は名古屋在住の50代女性。
右上顎の前歯が歯根破折しているといわれ、抜歯して、インプラントかブリッジと言われたそうです。
隣の歯を削りたくないとのことで、インプラント治療を希望されて当院に相談においでになりました。
CTで、破折個所は確認できませんでしたが、症状から考えて、やはり歯根が折れていると考えられました。
唇側(外側)の薄い骨が残っていましたので、このケースは、抜歯即時埋入をお勧めしました。
了承されましたので、本日、この歯を抜歯し、歯のあった位置よりやや舌側(内側)にインプラントを埋入しました。
インプラントと唇側(外側)の骨の間には人工骨を填入しています。
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症例に応じて、早期埋入、即時埋入を選択

患者様は名古屋在住の50代男性。
上顎の左前歯をぶつけてしまい、痛みがあったので歯科医院を受診したところ、歯根が折れていて、抜歯になると言われたそうです。
インプラント治療を希望されて当院に相談においでになりました。
レントゲン、CTを撮影してみると、かなり太いコアが入っており、元々歯質が少なくなってしまっていて、折れやすい状態でもあったのではないでしょうか。
インプラント治療の方法として、抜歯即時埋入も可能であると思われましたが、唇の側の骨が少ないので、ここに骨補填をしっかり行いたいと考え、抜歯してから、8週間ぐらいでインプラント埋入を行う、早期埋入としました。
抜歯即時埋入では、手術は低侵襲で行えますが、歯肉を剥離しないので、やや不確実な人工骨の補填となります。
早期埋入の場合、手術自体は大掛かりになってしまいますが、切開を行い、歯肉を剥離して、目で確認しながら、十分な量の人工骨を、確実に補填できるというメリットがあります。
どちらの方法も、それぞれ長所、短所がありますので、患者様のご意見も伺いながら、より適切な方法を選択します。
下の写真下段、右が手術後のCTです。
埋入されたインプラント体の唇の側に、十分な人工骨が補填できています。
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ワイド、ショートインプラント、増加傾向

患者様は名古屋在住の70代女性。
右上顎大臼歯を抜歯され、義歯を作製すると言われたそうです。
インプラント治療を希望されたのですが、骨が薄いので難しいと説明されたそうです。
お知り合いの方の紹介で当院に相談においでになりました。
CTを撮ってみると、確かに骨の高さは少なく、4mm程度でした。
できれば、サイナスリフトという、やや大きな骨造成を行いたいところです。
しかし、年齢や、ご希望を考慮して、ワイド径でショートのインプラントを使用し、骨造成を回避することとしました。
下の写真上段が手術前のCT、下段が手術後のCTです。
上顎洞底を少し挙上し、直径6mmで、長さ7mmのインプラントを埋入しております。